Strategy
戦略の全体像
初心者から上級者まで、段階ごとに学べる戦略の道筋を整理しました。 迷ったら「入門」から順に読めばOKです。各セクションは 実戦でそのまま使えるよう、判断基準と理由をセットで書いています。
入門: まず勝つための基礎
最初は「強い手で参加して、弱い場面は降りる」を徹底します。 複雑な駆け引きよりも、ミスを減らすことが一番の近道です。
後ろの席ほど情報が多く、行動の自由度も高いです。 早い位置では参加を絞り、後ろでは少し広げるのが基本。
強いペアや高いカードを優先。弱い手で参加すると、 ポストフロップで難しい判断が増えます。
- 迷ったらフォールド。迷いが多い場面は負けやすい。
- ブラインドでの防衛は控えめに。ポジション不利を意識。
- 相手が多いほど降りる基準を厳しくする(多人数ポットは難しい)。
プリフロップの具体レンジ
ここでは6-max、約100BBの深さを想定した「最初にレイズして参加する」 レンジ(RFI)を紹介します。BBはビッグブラインドの略で、 100BBとはビッグブラインドの100倍のチップ量を持っている状態です。 テーブルがタイトなら広げ、ルースなら狭めるのが基本です。
強い手中心に絞る。例: 88+ / AJs+ / KQs / AQo+ / AKo。
UTGより少し広げる。例: 77+ / ATs+ / KQs / QJs / JTs / AJo+。
さらに広げる。例: 55+ / A8s+ / KTs+ / QTs+ / JTs / T9s / ATo+ / KQo。
最も広いレンジ。例: 22+ / A2s+ / K9s+ / Q9s+ / J9s+ / T9s / 98s / ATo+ / KJo+ / QJo。
1人だけ残っているなら広めにオープン。例: 22+ / A2s+ / K8s+ / Q9s+ / J9s+ / T9s / 98s / A9o+ / KTo+ / QTo+。
- ルースな相手が多いほどレンジは少し締める。
- 後ろに強いプレイヤーがいるときは広げすぎない。
- スタックが浅いほどオープンレンジはタイトに寄せる。
中級: 形にする考え方
1枚のハンドではなく、相手が持ちうるハンドの幅で判断します。 ボードに対して「どちらのレンジが有利か」を考える癖をつけます。
ウェット(ドローが多い)か、ドライ(ドローが少ない)かで ベットの頻度とサイズを変えます。濡れたボードでは大きめ、 乾いたボードでは小さめが基本。
「打てるボード」と「打たないボード」を分ける。 自分のレンジが強いときは頻度を上げ、弱いときは控える。
- ポットオッズでコール基準を作る(必要勝率を計算)。
- インプライドオッズで「将来の利益」を含めて判断。
- ベットサイズは意図を持つ(バリュー/ブラフ/守り)。
- マルチウェイは慎重に。必要勝率が上がる。
上級: 長期で勝つために
理論的に崩れにくいプレイ(GTO)と、 相手の癖に合わせた調整(エクスプロイト)を使い分けます。 まずはGTO寄りの安定ラインを軸に、相手に応じて微調整。
自分のカードが相手の強い役を減らすときはブラフが通りやすい。 どのハンドが何コンボあるかを意識すると、 リバーの判断精度が上がります。
トーナメント終盤はチップの価値が一定ではありません。 生存価値を考えたリスク調整が必要です。
- スタック深度で戦略が変わる(浅いほどオールイン寄り)。
- リバーは「バリューかブラフか」を明確にする。
- 相手の傾向に合わせて頻度を調整する。
実戦での上達ルーチン
- 1セッションごとに「良かった判断」と「迷った判断」をメモ。
- 迷った場面はレンジとボードを再確認して結論を出す。
- 勝敗よりも「判断の質」を評価指標にする。